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一期一会(いちごいちえ)

今度は2006年の秋の東京操体フォーラムの
小冊子用の原稿です。
ではどうぞ・・・
一期一会(いちごいちえ)

「う~ん、良い言葉だ。」

日本茶よりもコーヒーの摂取量が大幅に上回る偽ブラジリアンな私でさえ
侘び寂び(わびさび)を感じずにはいられない響きがそこにはあります。
この言葉の中には日本人のからだに潜在する何らかの感覚を揺さぶる波動を
秘めているのであろう。思い過ごしかも知れないのですが・・・

この言葉の通り常日頃から「この出会いは一生に一度しかないご縁ですよ~。」
と全身全霊をかけて(ちょっと大げさ)人と接していければ、
自分自身の人生がどれほど豊かなものになるかは想像するだけで楽しくなる。
昔の人は本当に人と人のつながりを大切にしていたのでしょう。

勿論、それは今現在にも同じことが言えるでしょう。
携帯電話、インターネット、電子メール、ブログ、チャット・・・
様々な形でコミュニュケーションのサービスが提供されています。
社会に出ればそれこそ毎日多くの人と接しているはずなのに、
そんなに僕たちは寂しがりやさんばかりなのでしょうか。

基本的に寂しがり屋さんの私たち人間が影響を受けやすいストレスの原因ランキングでは対人関係のストレスが上位に来るそうです。本当に人間ってヤツは自分勝手な生き物です。そういえば夏目漱石の小説「草枕」の冒頭部分にも

「山路を登りながら、かう考へた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」

とあります。当時の人口が5000万人位だった明治の時代でもこれだけ窮屈な思いをしているのですから、人口1億3000万人の現代人が窮屈でないわけは無いのでしょう。
しかしながら今よりも恐らくのんびりしていたと思われる明治の時代に神経衰弱を
患っていた漱石さんは本当にどれだけ気にしいだったのでしょうか。

話は少々横道に逸れますが、私の整骨院にはいつも音楽がかかっています。どのような曲を流すかはその日の天候や季節、時間帯、その日に来られるであろう患者さんの嗜好などを基に私の独断と偏見で決めていますので、基本的には私の気分で選曲されることがほとんどです。さすがに控えめにジャズやボサノバ、クラシック(なロック)などが多いのですが、手違いでジミ・ヘンドリックスの「Purple Haze」なんかが流れ始めちゃって急にぐるぐるを彷彿させるサイケデリックな空間(わからない人は懇親会で納得してください。)になっちゃったりもすることもあります。 しかし、この静かざる整骨院でも来院されて1,2回は音楽がかかっていることすら気づかれてすらいない方も居られるのですが、少し症状が改善してきて気持に余裕がでてくると「あれっ?今までも音楽ってかかっていましたっけ?」と耳が働き始め、そのうちに「先生、これかけてみてよ~。いい曲だよ。」と、BGMを指定してくるようになる。そして実際に流してみると確かに良い曲、肩の力がす~っと抜けてくるような素敵な曲で、からだもゆったりとくつろいで音を満喫されたりもしています。「良い曲ですね~。」「そうでしょ~。これを聞いているだけでこころもからだもゆったりリラックスしてくるのですよ。」「ちょっと待て!それじゃ~僕はいらないんじゃないか。」

でも本当にカチカチに緊張しているときって目も、口も、耳も、ありとあらゆる感覚が鈍くなったり、反対に過敏になったりとまさに見ざる、言わざる、聞かざるの状態になっているのかもしれません。「何かリラックス方法って持っていますか?」と質問してみると、
「いや~、なかなかそんな余裕はありませんね~。」と返ってくる。実際そんなに難しく考えるようなことじゃないのに・・・

そんな時、僕はそんなに特別なことはしなくてもいいから好きな音楽を聴いても良いし、好きな香りのお香やアロマを焚いてもいい、からだが「あ~、きもちい~い。」と喜んで
くれるような時間をほんの少しでも作って、自分自身のからだとお話してみたらどうですか?「今日の肴はするめと云うより枝豆かな?」「今日はビールじゃなくて日本酒かな?」「BGMはエンヤと云うよりもニルバーナだよな~。」などなど、からだとの対話って意外と簡単なことでいいのではないでしょうか。ただいつも他人に使いすぎている気の一部を
自分のからだに向けてあげるだけでもからだは喜んでくれるのではないでしょうか。
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プロフィール

操体プラクティショナー 秋穂一雄

  • Author:操体プラクティショナー 秋穂一雄
  • 東京操体フォーラム
    操体療法東京研究会
    社団法人日本操体指導者協会
     認定操体プラクティショナー
    あきほ整骨院院長
    健康維持増進力学研究所
     
    座右の銘?
    「からだの設計にミスはない」

    あきほ整骨院

    〒810-0005
    福岡市中央区清川2-21-22
      カメラの太洋ビル2階

    電話 :092(521)8508
    メール:sorashidou@gmail.com
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