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快なのか違うのかそこが問題なのだ。

先日、来院された患者さんの話。「出来る・出来ないと楽・辛いかは快・不快と一緒ではないのですか?」彼は現在鍼灸学校に通っている学生さんということもあり直球勝負で鋭い質問を投げかけてくる。詳しく話を聞いてみると、以前ヨガを勉強されていたそうで自分のからだにやりやすい動きとやりにくい動きがあることに疑問を感じ、操体法の話を聞き、痛みのない方、動かしやすい方にからだを動かせばバランスがとれるということで、やりやすいポーズをひたすやっていて腰を壊してしまったのだそうだ。操体の話を聞いてやっていただいたということで、少し胸も痛むが恐らく操体法の情報を仕入れた先がまずかったのであろう。操体では「気持ちの良い方」にからだを操れば良いのであって「動かしやすい方」に動かしても気持ちの良さがききわけられなければ意味がない。操体は「気持ちが良い」という感覚をからだにききわけていただくことで初めて操体たり得るのである。確かに操体法創始者の橋本敬三先生の文献には、痛みのない方、楽な方の可動極限で2~3秒間たわめた後に瞬間急速脱力をすることによって、骨、関節の不正が正されると書かれてはいるが、これは橋本先生が、操体法の元にした高橋迪雄氏の正体術の影響が色濃く残っていた時代の文章であり、「気持ちよいことをやっていれば良い。」という橋本操体哲学が快適感覚にシフトチェンジする以前の操体法の様子である。今回のケースも痛みがない、スムーズであるということを「快」であると仮定してしまったために引き起こされてしまった悲劇といえるのかもしれない。あくまでもからだにききわけてみて「気持ちの良さ」、「味わってみたいというからだの要求」を満たさないものに関しては、いくら回数を重ねたところで楽の範囲を超えることはないのである。現在東京操体フォーラムで指導させていただいている動診としては、からだの動きを「動かしやすい方と動かしにくい方」という二者択一的に運動分析して行う第一分析、そして「ある一つの動きの中に気持ちの良さの有無をききわける(一極微)」という感覚分析を行う第二分析、そしてぎっくり腰やムチウチ症などで全くからだを動かせない方や動きの中で気持ちの良さがききわけられない方に対して、からだの表層を覆う皮膚に対して気持ちの良さの感覚をききわける皮膚のアプローチ(渦状波)これを第三分析として指導させていただいてている。先日の学生さんもそうであるが、本で読んで頭で考えるのと、実際にからだで体感してみるのでは「天と地」ほどの差異が生じてしまう。機会があれば是非東京操体フォーラムもしくは一般社団法人日本操体指導者協会公認の操体プラクティショナーのもとで操体を体感していただくことをお薦めしたい。


快からのメッセージ―哲学する操体快からのメッセージ―哲学する操体
(1999/11)
三浦 寛

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プロフィール

操体プラクティショナー 秋穂一雄

  • Author:操体プラクティショナー 秋穂一雄
  • 東京操体フォーラム
    操体療法東京研究会
    社団法人日本操体指導者協会
     認定操体プラクティショナー
    あきほ整骨院院長
    健康維持増進力学研究所
     
    座右の銘?
    「からだの設計にミスはない」

    あきほ整骨院

    〒810-0005
    福岡市中央区清川2-21-22
      カメラの太洋ビル2階

    電話 :092(521)8508
    メール:sorashidou@gmail.com
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