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「口があるのだから患者様に聞け」

 以前にも書いたとは思いますが操体法の臨床は全て患者さんの「からだの要求」に答えて(これはあくまでもからだの要求であって、欲とか知識とかで汚れた頭の要求とは別物である。)気持ちの良さをからだに通すことで行っていきます。と文字で書くと大層簡単なことに聞こえるのですが、最初のうちは「今どんな感じがしますか?からだに聞き分けてください。」「もし気持ちの良さがあれば一番気持ちの良いところまでからだの造りを操ってください。」「一番気持ち良い所でその感覚を十分に味わって、からだの要求する脱力の仕方で全身の緊張を全て解いてください。」という言葉の誘導の「気持ち良い」という言葉が何となく気恥しくて口に出すのをためらってしまうのです。(まだ20代中盤の健康な男子だった僕の頭の中ではこの気持ち良いという言葉がなんともエロティックで卑猥なものに感じられていたようで・・・)実技講習中受講生の前で「秋穂、次お前やってみろ。」
人前で緊張するし、まだ自信がなくてモジモジ・・。先生何からやればいいですか?
その瞬間頭の上から何か固いものが降ってきた。先生の肘置きだ。「ばかたれ、お前は今まで何を聞いていた。全て患者のからだの要求に従えとあれほど教えただろう。他人のからだが何を要求しているかなんて俺は知らない。お前口があるんだから聞いてみればいいじゃないか。」そして、そこからやっと実習をやり始めた。「仰向けでもうつ伏せでも、一番安楽なポジションを取ってください。良くからだに聞き分けて。」「次は私の位置ですが頭の方がいいですか、足の方がいいですか?良くからだに聞き分けて。」と患者の姿勢、操者の位置、介助の位置、抵抗の強さetc.全てを患者さんのからだに聞いてみて教えてもらう。
三浦先生は「出来るのなら、始めからやれ。」という顔でみていた。多分こうやって僕達受講生は患者さん自身以上にからだとコミュニケーションをとることを学んで、そこから色々な情報を得ることを教えてもらった。今でも患者さんのからだと仲良くすることが僕の仕事です。
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プロフィール

操体プラクティショナー 秋穂一雄

  • Author:操体プラクティショナー 秋穂一雄
  • 東京操体フォーラム
    操体療法東京研究会
    社団法人日本操体指導者協会
     認定操体プラクティショナー
    あきほ整骨院院長
    健康維持増進力学研究所
     
    座右の銘?
    「からだの設計にミスはない」

    あきほ整骨院

    〒810-0005
    福岡市中央区清川2-21-22
      カメラの太洋ビル2階

    電話 :092(521)8508
    メール:sorashidou@gmail.com
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